パドリングというと硬いイメージなのですが、簡単に言うと「漕ぐ」ということです。サーフィンで波に乗るポイントまで手で水をかいていくこともパドリングですし、ボートでオールを漕ぐこともパドリングです。そしてカヌーやカヤック、今人気のSUP(スタンドアップパドルボート)など、さまざまな水をとらえるスポーツのことをパドリングスポーツと呼ぶことがあります。このページでは一般的なマングローブカヤックツアーで必要なパドリングの紹介をしたいと思います。
持ち方の前にパドルの各部の基本的な名称を紹介します。
カヤックで使用する漕ぐ道具をパドルと呼んでいます。握るところがシャフト、羽の部分をブレードといって、これが水を捉える面になります。自分の側が表面、反対側が裏面です。この写真のようにブレードが両端についているタイプのものをダブルブレードパドルと呼んでいます。シャフトにゴムのリングがついているときがありますが、これはドロップリングといって、パドルを振り上げたときに、ブレードから流れてくる水をさえぎる働きがあります(完全ではありませんけど)。カヌーとカヤックの違いでは、このパドルの話が出てきますよ。
ブレードがへこんでいるタイプのものは、へこんでいるほうが自分のほうを向くように、卵型の楕円形のブレードは上のほうが楕円の大きいふくらみになるように持ちます。シャフトを上から握るようにします。よくショップさんごとに、ショップ名やマークなどが入っていて、ガイドが練習の際にわかりやすくアドバイスしています。うちの場合は「なきじん海辺の自然学校」とかいてあるほうが右になるように持ちましょうと説明していますよ。
パドルの持ち幅は簡単にいうと肩幅より少し広めにという感じです。うちはこんな風に紹介しています。多い説明としては、パドルを頭にのせて、そのときにひじの角度が90度になるようにしましょうと紹介されることがあります。
ここが90度ですね。だいたいでかまいません。
肩くらいのところに持ったときに、パドルのブレードが垂直になるようにします。この角度が垂直じゃないと、漕ぐときに変に水をカットするようになって、十分な推力を得られなかったり、空振りして身体のバランスを崩してしまうことがあります。
ぴんとこない場合には、握りこぶしの突き出ているところとブレードの切り立っている縁のラインが一直線に並ぶようにすると、良い角度で持つことができますよとアドバイスしています。
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