なきじん海辺の自然学校

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実はコブラの仲間で、猛毒を持つものも 手出し無用

ウミヘビはコブラの仲間が水中世界に適応し、進化したものだといわれているそうです。ハブの十数倍の強い神経毒を持っているものがいます。なかには毒がほとんどないといわれている種類もありますが、ウミヘビの多くは強い毒を持っています。好奇心が強く、ウミヘビから近づいてくる場合がありますが、手荒く扱ったりすると危険です。
以前は「毒牙は未発達で口の奥のほうにありますので、かまれても毒が注入されることは少ないともいわれているようです」と教える場合が多かったのですが、現在では、「ウミヘビはコブラなのでの仲間であり、歯もしっかりと口の前方にあり毒を注入しやすい作りとなっています。非常に強い毒をもっているので、絶対に余計な手出しをしてはいけません。生命にかかわるほどの猛毒です。」と教えています。
沖縄では燻製に加工されて、那覇の市場などで売っているのを見かけることもあります。長いものはロール状にして、短いものは棒状で売られていたりします。滋養強壮に良いらしいです。



応急処置

① 声を出して助けを求めます。
② 以前は毒を口で吸い出しながらと教えていましたが、現在は毒物を絞りだしながらという記載が目立つようになりました。毒を絞り出しながら、起立・歩行が可能な間に陸へ上がりますと教えています。
③ ただちに救急車を呼びます。迷うことなく119番通報してください。


注意事項

※ 緊急性が非常に高いです。
※ 呼吸や心臓が止まった場合は、すぐに人工呼吸、心臓マッサージを行いながら、救急車の到着を待ちましょう。
※ ウミヘビから近寄ってくることもありますが、絶対にいたずらしないように。手荒く扱ってもいけません。
※ 「ウエットスーツを着用していれば、万が一かまれても毒牙が刺さる恐れは少ない」といわれていましたが、必ずしもそうとは言えませんので、保護スーツを着ているに越したことはありませんが、けっして余計な手出しはしないように注意してください。

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