バウ(船首)
シーカヤックの前部である船首部分のことを「バウ(Bow)」と呼んでいます。船舶では「おもて」とも呼ばれています。Bowは弓という意味です。昔の帆船で、特に帆走艦船と呼ばれている、やや大型の軍艦などは、船首の部分が湾曲して美しい弓なりのフォルムを描いていたことからBow(弓)という名前になっています。現在では、船首のことをとにかくバウと呼んでいますので、弓状ではなくてもバウです。
このバウの形状に応じて、航行できる状況も変わります。シーカヤックのデッキの面よりも船首の突端の部分が高く上がっているほうが、ある程度の波が高いような状況でも漕ぎ進むことができます。もしこの高さがなければ、カヤックは波の中に船首を突っ込む形になり、ときには転覆することも。バウダイビングによるバウ沈です。
カヤックを運搬する際の取っ手(トグル)が取り付けられていることが多いです。そしてカヤックの船首側に荷物収納用の区画がある場合には、その出し入れ用の開口部をバウハッチと呼んでいます。そのフタをバウハッチカバーと呼んでいます。
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