沖縄マングローブカヤックブログ/なきじん海辺の自然学校

沖縄美ら海水族館にいちばん近いシーカヤックマングローブツアーのブログです。

TEL.0980-56-5881

〒905-0401 沖縄県今帰仁村仲宗根992

クローズドデッキカヤックでフィールド調査

天気もコンディションもよいので、カヤックでフィールド調査に出かける予定です。

空の色も水の色もきれいです。

風は南寄りです。

まだカヤックは降ろしていません。

ほんとうにのどかです。

 

マングローブの胎生芽(散布体)が漂着しています。樹種はメヒルギです。

萼(がく)がついたままなので、風で折れたのか、鳥に蹴飛ばされたかのどちらかでしょう。

頭の上の帽子みたいなのがそうです。

本来はここから抜け落ちます。

茶色いのが果実で、そのすぐ下のうすい色の帯が11㎜から12㎜位になると、熟して落下するころあいです。

 

時々、風向きが変わっているようです。

川の水も透き通っていますね。

 

すこし広い範囲を回りたいので、シットオントップではなく、クローズドデッキカヤックで出発です。

よくみると怪しい鳥たちの群れが。

 

カラスだったら不気味ですが、これはカワウの群れのようです。

 

ジニンサという川のほうを旋回しています。そのあたりは先日も大きな群れが集まっていました。

 

 

 

 

 

着地点を探しているのでしょうか、しばらくぐるぐると旋回しています。

 

そしてついに着陸です。

後で改めて見に来ることにします。

カヤックの向きを変えて、上流側に向けて漕いでいきます。

水辺にはクロサギがいます。

光の加減なのでしょうか、ちょっと違った色にも見えますね。

 

 

イソシギもいますよ。

 

かわいいですね。

 

メヒルギに接近です。

 

 

 

 

胎生芽(胎生種子)がたくさんできています。

 

これはまだ短いですね。

 

これはもっと短いです。

 

 

 

 

 

 

 

お約束ですが、ノッチにタッチです。

ノッチは切り欠け、浸食地形です。

 

また向きを変えて、今度は海を方を目指します。

 

 

お気に入りのセンダンという木があるのですが、去年の大きな台風でやられてしまいました。

土台が崩れて、水の中に倒れこんで枯れています。上のほうが復活・再生してくれるのを待っています。

 

琉球石灰岩

ソテツ

 

 

 

 

海が見えています。

 

 

さっき見つけたカワウの群れを探しに行きます。

あの護岸のところの砂浜にいるはずです。

風に押されながら、ゆっくりと進んでいきます。

カワウはけっこうデリケートで、すぐに飛んで逃げてしまいます。

 

いるいる!

みんな休憩している最中のようですね。

 

 

羽を広げて、日向ぼっこしたりします。

こちらの気配を察知して、飛び始めました。

 

こうなると、いっせいに飛び始めます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

河口で大きく旋回して、上流のほうへ向かって飛んでいきました。

 

 

 

 

 

この時にウミガメを見ることができました。カヤックの本当にすぐ近くに、呼吸しに上がってきました。

小さかったですが、見ることができてよかったです。

この河口の海に近いところはウミガメがよくいるんです。

残念ながら写真を撮るのは間に合いませんでした。

 

 

 

 

少し離れた岩礁にもカワウがいるようです。

 

いましたね。

 

 

 

 

 

クビンジャイシにもいるみたいです。ここは夏の季節はアジサシの営巣地となっています。

 

海のほうへ来ると水がさらにきれいですね。もっと先まで進むとサンゴが多くなってきますが、今日はここで引き返します。

 

 

 

 

またイソシギがいました。

あ、飛んじゃった。

 

ヤエヤマヒルギを見に来ました。

 

支柱根もおもしろいですね。

 

 

これから真ん中が伸びてきます。

若い支柱根が折れています。ショック!支柱根は地面に接地した後で、どんどん太く頑丈になっていきます。

それまでの間はほんとうに柔らかくて弱いのです。へにゃへにゃです。

 

オヒルギもチェック。

 

萼(がく)がきれいな赤い色をしているので、アカバナヒルギという別名もあります。でもこの部分はあくまでも花の土台の部分です。

真ん中から胎生芽が伸びてきています。

 

塩分を蓄積した葉は黄色く枯れてきています。そして塩分を蓄えたままで落下します。おもしろい塩分の排出方法ですね。

 

地面には膝根(しっこん)が出ています。こぶのようになっていたり、逆V字みたいになっているんですよ。見つけることができましたか。この写真だとわかりにくいですね。

コバテイシ(モモタマナ)の葉っぱがきれいに色づいていますね。秋から冬は落葉することで、日差しが地面に降り注ぎます。夏は緑色の葉が日差しを防いでくれるので、とても良い日陰ができるんです。

いつもの木の枝にカワウがとまっています。

ここでよく休憩しているんです。

よく見ると水面にはたくさんのカワウが浮かんでいるようです。

とてもたくさんいますね。さきほどジニンサを飛び立ったグループなのか、別のグループなのかはちょっとわかりません。でも先ほどよりも数が多いようです。

こちらはのんびりと日向ぼっこでしょうか。

カメラの望遠で撮影しているので、大きく見えますが、接近するのはなかなか大変です。向かい風なので、今度はそっとそっと漕いでいかなければなりません。追い風であれば、風がカヤックをしてくれるので、静かに接近しやすいです。

 

 

満員御礼っていう感じです。

 

 

 

 

あー、1羽が飛び始めました。こうなるとみんな連鎖的に飛び始めます。

 

 

 

 

 

さらに上流のほうへ飛んでいきましたよ。また今度、帰ってきてくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カヤックが好きなので、いろいろな艇で遊ぶのでは楽しいです。

今日はウミガメとカワウを見ることができたので、とてもうれしいです。

今度は穏やかな時にザトウクジラを探しに行きたいです。