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コクピット

 

シーカヤックの操縦席のことをコクピットと呼んでいます。カヤッカーはこの空間に座ります。コクピットの周りの枠はコーミングと呼ばれています。ここにスプレースカートのヘリを覆いかぶせて、コクピット内への水の侵入を防ぎます。そして中にはシートが装備されています。ラダーを装備している場合は、ラダーコントロールペダルが両足のサイド側に取り付けられています。ラダーを装備していない場合はフットプレイスペダルがついています。どちらも足の長さに応じてペダル位置を調整できるようになっています。カーゴスペースがある場合はコクピットとの間にバルクヘッド(隔壁)があって、荷室内を気密空間にしています。漕ぎ手の動きをカヤックに伝えやすいようにコクピット内の足(膝)の近くにウレタン製のサイブレイスを取り付けてフィッティングをよくしていることもあります。
 
コクピットの形や大きさも様々です。タンデム(2人艇)の場合は個別に分かれていますが、前後でつながっている場合もあります。前後でつながっているカヤックにも専用のスプレースカート(コクピットカバー)が発売されていて、コーミングにかぶせてシールすることができます。
 
ゆったりとしたコクピットになっています。コーミングも広いので、カヤックへの乗り降りも大変楽です。
 
フリースタイルなどで使用されているロデオボートとよばれているカヤックのコクピットです。
 
こちらはかなりコンパクトなコクピットになっています。ホワイトウォーター(激流でのカヌー)競技やスラローム(回転)競技などに使用されるものは船の容積が小さくなっているので、コクピットも狭いです。

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