なきじん海辺の自然学校

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シーカヤックの装備品

シーカヤックの装備品について紹介します



パドル

カヤックを漕ぐためのツールです。使用する艇に応じて様々なタイプのものがあります。そして材質もサイズも種類があります。まさにピンからキリまで。
詳しくは パドル



PFD(ライフジャケット)

パーソナルフローテーションディバイスの略です。一般的にはライフジャケットと呼ぶことが多いかも。
詳しくは PFD



スプレースカート

クローズドデッキカヤックに乗る際にコクピット内に水が浸入しないように着用します。ウエットスーツと同じ素材のネオプレーンゴムでできているものやナイロンで出来ているものがあります。使用するカヤックのコーミングのサイズやカヤッカーのウエストサイズに合ったものを着用します。



ネオプレーン製のものは伸縮性があります。ナイロン製のものはコード(ひも)が入っていて、サイズに合わせての締め込みが必要で、ずり落ちないようにショルダーベルトがついていたりします。センター部分にファスナーがついていて、物の出ししれに使えたりするタイプのものもあります。個人的にはネオプレーン製のしっかりとしたフィッティングのものが気に入っています。

コックピットカバー

カヤックの保管時にコーミングの装着します。そうすれば、コクピット内にゴミやほこり、雨などが入らないです。沖縄で屋外に置いているときなどに、ハブやネズミが入っていたりしても怖いですので。

パドリングジャケット

アノラック

ウエットスーツ

ドライスーツ



レスキューベルト

ツアーガイドのPFDにセットされていることがあります。オプショナルで購入して、取り付けられるタイプのものもあります。カウテールを取り付ければ、カヤックをけん引するときも便利です。緊急の時にすぐに取り外せるように、クイックリリースのバックルがついています。この製品は本来はボール状のグリップがついているのですが、長く使っているうちにとれてしまいました。だからこんな写真です。こんど修理しておきます。



カウテール

レスキューベルトとセットになります。疲労したカヤッカーの牽引などに使用されます。カヤックのトーイング(けん引)の際に、カヤックのバウ(船首)のトグルにフックを引っ掛けます。バンジーコードになっていて、伸縮性に優れているので、トーイング中に急にかかる力も緩和してくれます。もしレスキュアー(救助者)が危険な場合は、レスキューベルトのクイックリリースバックルを解除することによって、ベルトが抜けていき、カウテールごと離脱させることができます。2次災害の予防も大切ですね。このカウテールのフックをパドルのシャフトに引っ掛ければ、パドルリーシュとしても利用できるので、手を放してもパドルを流失することがありません。でもこのモンベルの純正品のカラピナは、けっこう塩分で膠着することがありますので、定期的なメンテナンスが必要です。 もし修理できない場合は、カラピナだけ交換しましょう。



トウイングライン

ツアーガイドが携帯しています。カヤックの曳航に使用されます。吸水性がないために乾きも早く、軽量で水に浮くフローティングロープと呼ばれているものです。化学繊維のポリプロピレンでできています。製品の太さによって、強度にも違いがあります。長さも製品によって変わってきますが、アウトドアショップなどでは、希望の長さにカッティングして購入することが可能です。ただ、あくまでもウォータスポーツのレスキュー用品ですので、一般のプレジャーボートなどの船舶やクライミング、登山に使うのは危険です。あまりにも強い負荷がかかってしまったものは、断裂して切れやすくなっているかもしれません。長い時間がたつとロープ自体が劣化して、切れやすくなりますので、定期的に交換する必要があります。とても古いものを引っ張り出したら、うどんみたいにポロポロちぎれて、びっくりしたことがあります。ライフジャケットに装着する製品もあります。モンベルの場合はシートウイングラインという製品があり、それは水に浮くベルトテープとバンジーコードが組み合わさったものが、収納ケースに入っています。



スローロープ

ツアーガイドが携帯しています。投げることにより対象者にロープを渡します。収納バックの中に水に浮くトーイングロープがおさめられています。メッシュになっているので、水はけがよく、乾きやすいです。バックの底部には浮力体が入っています。そのために対象者に向かって投げた場合でも、沈むことがありません。これが重りの役割にもなるので、目標に向かって投げやすくなります。なお柔らかい構造になっているので、救助対象者にぶつかったとしても、けがをしにくいです。ロープを収納しやすいように開口部は広めですが、ロープがばらけたりしないような構造になっています。やはりロープや収納バックが劣化する場合があるので、定期的に交換が必要です。ロープの収納が悪いと、いざという時に遠くに投げることができませんので注意しましょう。陸上でも海上でもよいので、実際に目標に向かって投げたり、失敗したときにすぐさま、引き戻し、バックに収納しての再投ができるようにという練習が必要です。バックだけ投げてしまうと救助できないので、ちゃんとレスキュアー側にロープの末端を残してください。水辺の安全対策で、ペットボトルで自作されているものも紹介されていますが、カヤッカーはメーカー製の市販品を用意しておいた方がよいでしょう。



エマージェンシーコール

ホイッスル(笛)です。海洋でも聞こえやすいように、音量が大きく出るものがおすすめです。普通の笛は中に玉が入っていたりしますが、水辺での活動では、このようなタイプのものはお勧めできません。中の玉がぬれてしまうと、音がうまく出ない場合があります。



パドルフロート

パドルのブレードにかぶせたうえで、カヤックのコクピット後部のデッキラインに差し込みます。そして再乗艇にチャレンジです。発泡スチロールが入っているものや口で息を吹き入れて膨らませるタイプのものもあります。どちらのタイプが良いかは各人の好みかもしれません。フォーム(リジット)タイプ(固いー中に発泡スチロールの浮力体がはいっている)は、必要な時にすぐに使うことができます。ただし大きくてかさばるという欠点があります。インフレータブルなタイプのものは空気を抜いていればコンパクトで、場所をとりません。ただし、必要が生じた際にいちいち膨らませないといけないという手間がかかります。



パドルのブレード(はね)を差し込んで、抜けないようにストラップでフロートの口のところを止めます。そしてインフレータブルタイプは呼気でフロートを膨らませます。リジットなタイプは昔、ペットボトルで自作したことがあります。ただ、シットオントップカヤックにばかり乗るようになったために、活用の機会がなかなかありません。



パドルリーシュ

パドルが流れてしまったら大変です。カヤッカーとパドルもしくはカヤックとパドルをつなぎます。末端はパドルのシャフト部分に取り付けます。PFDにカウテールを装着しているのであれば、カラピナ部分をシャフトにかけておくとよいです。ツーリングの際では特に予備のパドルも装備しておいた方がよいでしょう。カヤッカーが海中に投げ出されてしまった場合でも、パドルリーシュがあれば、両手があくので、泳いでカヤックに戻りやすくなります。



ビルジポンプ

クローズドデッキカヤックのコクピット内の排水に使うコンパクトな手動ポンプです。押しても引いても排水しますので効率的に使うことができます紛失しないように本体にウレタンフォームのパーツがついていて、水に浮きます。



ビルジスポンジ

ポンプではくみ取れないような水は、このスポンジに吸わせて排水します。シットオントップカヤックでは、あまり必要性を感じないかもしれませんが、カーゴハッチ内の水を取り除く際には役に立ちます。良い製品になると保水力が高く、たくさんの水を吸収することができます。また、上に持ち上げたときも水がこぼれにくいです。

ベイラー



シーアンカー

シーアンカーを下ろすことにより、カヤックの船首が風上の方に向きますので、手を休めた休憩中にカヤックが横波を受けにくくなります。カヤックが流される速度が落ちるので、カヤックフィッシングなどで役に立ちます。小さいパラシュートみたいな感じです。バケツなどでも代用できるそうです。ビニールでできているバケツのほうがかさばらなくて代用品としては便利そうな感じがします。



ドライバッグ

ぬれて困るものなどを収納できる防水バッグです。大小さまざまありますが、ちゃんとハッチの径に収まるものが必要です。基本的に開口部を2回から3回ほど折り返してから、プラスチックバックルで止めるタイプのものが多いです。容量はほんとうにさまざまです。数リットルから数十リットルまであります。大型のものになると、バックパックのように背負えるものもあります。物を入れたときに、ちゃんとカーゴハッチに入れることができるか、試した方がよいでしょう。シットオントップカヤックの場合は船体内部が中空になっているのですが、バウ(船首)からスターン(船尾)まで筒抜けになっているタイプが多いので、内部でドライバックが移動しないような工夫が必要です。近年のカヤックフィッシング用にデザインされているものは、細部にわたりとてもよくつくりこまれているので、あまり心配することはないでしょう。



ナイフ

万が一、なにかに引っかかった時、ほどいたり、手で切ったりできないときはナイフが必要となります。航行中に釣りのテグスや漂流しているロープに引っかかることもあります。よく切れるナイフを見なくてもすぐに取れる位置に装着します。水中拘束はウォータスポーツでは大変危険です。歯の形状は波状やノコギリ状になっているものが切断しやすいです。ダイビングでは昔、ダイバーナイフは利き腕の反対側の足の内側が取り出しやすく、物がからみにくく、そして力が入る利き腕を使うので切断しやすいという話がありました。カヤックの場合はコクピットから脱出できない場合も考えられますので、 PFDの利き腕と反対側に取り付けるとよいでしょう。ナイフケースの取り付け用のアクセサリーベースも右利きの人が多いので、初めから左側についているものがあります。とにかく見なくてもすぐに取り出せて、よく切れることが重要です。やはりさびてしまうので、ステンレス製のもの、そしてよくメンテナンスをしましょう。

ノーズプラグ

鼻に水が入らないように装着するものです。ロールの練習の際に役立ちます。普段は使いません。あまり現実な話ではありませんが、海外で汚い水のところでは、まず入水しないということが重要ですが、万が一、落水したときなどは目をつぶるほかに、鼻をつまんで、水が入らないようにすることも重要だそうです。寄生虫が鼻から入り込んで、脳に入り込んで、生命に危険を及ぼす可能性もあるそうです。 もしカヤックのフィールドの水質に大きな不安があるときは保護ゴーグルやノースプラグが役に立つかもしれませんね。



浮力体

フローテーション。フォールディングカヤックやカナディアンカヌーの船首及び船尾側に装着して艇の安全な浮力を確保します。専用のエアーバッグが一般的です。
写真のものは特にすごいですね。
黄色いのが追加した浮力体です。取り付けるスペースの大きさや形に応じて、選ぶ必要があります。内部構造として、ウレタンフォームになっていて、船体に組み込まれているものもあります。所有しているレスポンスというリバーカヤックは、そんな感じでした。



アンカー

シットオントップカヤックでシュノーケリングやダイビングに出かける際に便利です。折り畳み式のコンパクトなものがあります。ただし、プレジャーボートと違って、食い込んでしまったアンカーを引き揚げるのは大変です。無理をすると転覆する可能性があるので、アンカーの先端部にも引き上げ用のロープをつけておくと、これを引っ張り上げることにより、スムーズに回収できます。写真のタイプのものも先端にホールがあります。ダンフォースアンカーや鉄筋アンカーはカヤック上に収納できないことと、船体を傷つけてしまう可能背もあります。ブロックにロープをつけた簡易アンカーを作ることができますが、やはり収納性は悪いということと、海底にかかりにくいです(アンカーの効きはわるいです)。

シーフラッグ

自分のカヤックの存在を他の船舶などにアピールしなければならないときに必要です。ロングツーリングや船舶の通行が多い海域や航路を横断する際です。カヤックフィッシングの際にもおすすめです。視認性が良いものを選びましょう。芯がないと無風状態でしおれてしまい効果がありません。さらに反射素材がついていると目立ちやすいでしょう。ダイソーでも反射素材を購入することができます。バイク用品か自転車用品のコーナーにあったような気がします。



マップケース

防水性のマップケースです。カヤックを操船しながら、すぐ手に届くところに挟み込んでおくと便利です。マップに限らず、濡らしたくないようなものを入れることができて便利です。クローズドデッキカヤックではチャートケースとして、海図を入れてデッキにセットできるタイプのものが便利です。コンパスもデッキに取り付けることができます。



カヤック・カヌーカート

カヌーやカヤックを運搬する際に役立ちます。幅広のエアータイヤであれば、砂浜でも利用できます。特に一人でカヤックを楽しんでいる方や、駐車場からエントリーポイントまで距離がある際に便利です。折り畳みタイプはそのままカヤックに乗せることができます。アルミとABS樹脂でできているものが耐食性に優れ、軽くて使いやすいです。ノーパンクタイヤであれば、さらに良いでしょう。いざ使いたいときにパンクしていたり、空気が抜けていたら困ります。タイヤの固定用のピンは意外となくしやすいので、ご注意下さい。もしもの場合は針金で代用もできます。カートとカヤックを固定できるようにベルトやロープを用意しましょう。



工具

万が一の故障の際には工具と補修部品が必要です。耐水性のガムテープやラジオペンチ、ステンレスの針金なども重宝します。クローズドデッキカヤックで特にラダーシステムが装備されている場合にはペンチ、ワイヤー、針金は必需品です。錆びたりしないように防水ケースに入れて携行しましょう。



ヘルメット

リバーカヤックで急流を冒険する際やカヤックでサーフィンを楽しみたいときに頭を保護してくれるので、安全性を高めてくれます。ウレタン製のヘッドギアではなく、プラスティック製の外郭の内側に発泡スチロールもしくウレタンなどの衝撃を吸収する素材が頭を保護してくれるヘルメットを選びましょう。

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