スウィープストローク(ターン)
方向転換する(まがる)テクニックをスウィープストロークといいます。スウィープはほうきで掃くという意味があります。とにかく片側だけたくさん漕ぐようにするとカヤックは向きを変えます。このときのコツといえるテクニックがスウィープです。
やや大きく
大きな半円を描くように
前のほう、それもカヤックの舷側(船べり)に近い水中にパドルのブレードを差し込みます。
遠くの水をキャッチ
ちょっと欲張って
大きく円(弧)を描くように後へ漕いで行きます。大きく遠くの水をつかまえます。
ホウキで掃く感じ
スウィープ(掃く)
遠くに落ちているゴミをほうきで掃きだすようなイメージです。この掃くというのがスウィープです。
縁から縁へと
大きな円を
後のほうのカヤックの舷側(船べり)に近いところまで、大きく漕ぐようにすると、カヤックがかなり曲がりやすくなります。
コンパクトな方向転換も
その場で回頭・反転もできます
この応用として、たとえばガイドさんに呼ばれて、そちらのほうへすぐに向きを変えたいときなどは、漕いで前進だけで進んでいくよりも(けっこう大回りになることがあります)、片側をスウィープ、そして反対側を逆に(後から前に)スウィープをかけると、とてもコンパクトに方向転換することもできます。リバーススウィープです。その場での180度回転も簡単にできます。