今日、4月2日はかの有名な俳優、アレック・ギネスの誕生日です。
爵位も持っているので、私はいつもはサー・アレック・ギネスと呼んでいます。
スターウォーズシリーズのオビ=ワン・ケノービを演じた方です。
スターウォーズは子供のころから、映画館で見ていました。
そして先ごろの作品で完結するまで、すべて上映を見ることができました。
スターウォーズとスタートレックはかならず映画館で見る作品です。
エピソードⅣの「新たなる希望」、本当に面白かったです。
ジェダイであるオビ=ワン、カッコよかったですね。
ジョージ・ルーカスが日本の黒沢作品の大ファンだということもあり、まさに侍の世界を感じました。
陳腐な言い方をすると、スペース・ちゃんばらの世界です。
三船敏郎に出演を依頼したものの、宇宙を舞台にしたSF作品ということもあり、「子供向けのものは・・・」ということで、出演を辞退したというエピソードを聞いたことがあります。
そうしたら、スターウォーズは世界的な大ヒットとなりました。
そのせいもあってか、三船敏郎はその後、スティーブン・スピルバーグ監督の「1941」に出演しましたが、作品としては期待されたほどにはヒットしませんでした(私は今でも大好きな作品です)。
そしてアレック・ギネスを迎えて大ヒットを収めたのですが、この出演を当人はすごく後悔したという記事をネットで見ました。
でも私は三船オビ=ワンよりも、このアレック・ギネスのオビ=ワンが大好きです。
「帝国の逆襲」、「ジェダイの帰還」に出演しています。
最終作の「スカイウォーカーの夜明け」では、新旧のオビ=ワン、ユアン・マクレガーとともに声の出演となっています。
ただ、アレック・ギネスはかれこれ20年近く前に亡くなっています。
じつは華やかな大ヒットムービーとは別に、私が超大好きな作品があります。
「帝国の逆襲」と同じ時期の作品「レイズ・ザ・タイタニック」です。
原作は先日亡くなったクライブ・カッスラーの「タイタニック号を引き揚げろ」です。
主人公のダーク・ピットが大活躍する海洋冒険小説の王道です。
好きなので、もちろんべた褒めです。
タイタニック号の貴重な生存者であるジョン・ビガロー(実在の人物ではありません)を演じていました。
原作とはちょっと設定は違ったりもしますが、映画版でのジョン・ビガロー、とてもすてきでした。
タイタニックを語る場面、ほんとうに名シーンです。
どうしてもオビ=ワンのイメージが残っていたので、レイズ・ザ・タイタニックでは、かなり年を取って、太っている(というよりは、かなりむくんでいる)ような感じでした。
しかし、それがなんとも言えない味わいとなっていました。
美しい情景のなかで感動的でした。
鳴り物入りで公開された作品でしたが、評判はさんざんなものが。
しかし、私にとっては今でもとても好きな作品です。
この映画がきっかけで、私はクライブ・カッスラーの作品にどっぷりとはまっていきました。
記念すべき大切な映画です。
だからフォースの達人ジェダイであるアレック・ギネスも好きですが、タイタニックで生き残った年老いた元水夫であるアレック・ギネスも大好きです。
余談ですが、もしも先に原作を読んでいたとしたら、内容があまりにも簡略化されているので、ぶっちぎれていたかもしれません。
幸いなことに、私は映画が先でよかったです。
まあ、とにもかくにも映像化とは、こういうものかと思います。
クライブ・カッスラーの作品はあまりにも壮大なストーリーなので、映画の枠にはとても収まらないですよね。
カッスラー本人も、納得がいかなかったために、その後は作品の映画化が実現しませんでした。
そして「サハラ」は映画化されたのですが、原作をすでに読んでいたために、かなり不満が残ることになりました(娯楽作品としてはまあまあなのかも)。
アレック・ギネスが出演している映画は、ほかにもたくさんの名作があるので、それはまたの機会にということで。