大雨の影響で川の水は赤く染まっています。
大雨が降ると地面の赤土が流出して、川に流れ込みます。
そして海の方へも広がっていきます。
沖縄は地形的に短絡的だといえます。
山や森から、海に至るまでの距離がけっこう短いです。
そのために陸側での出来事がすぐに、海に影響を及ぼします。
その典型ともいえるのが、大雨時の赤土流出かもしれません。
逆に陸側の状況が改善されると、海側(海洋)に良い影響が出てきます。
海と山をつなぐ川にとっても影響は大きいです。
マングローブ河口もそのときどきの天候に応じて、景色が大きく変わることがあります。
今日はこんなお天気にも関わらず、2名様にご参加いただけました。
ありがとうございます。
大雨の影響で、まるで台風の過ぎ去ったかのような景色です。
でも、思いっきり遊びに行きましょうね。
水しぶきにそなえて保護メガネも着用です。
琉球石灰岩の地形も面白い形です。
人間の横顔みたいかも。
うちのひろこさんは、よく、ガイコツが横を向いているみたいと紹介しています。
ガイコツが草をくわえて、風力発電の風車を見ていると紹介しています。
私はちょっと、なんのこっちゃと思いながらも、にっこり微笑みながら黙っています。
ソテツです。海水につからないところに生えていますね。
こんなお花も咲いていました。
ポツンとマングローブの子供が生えています。
最近は「ポツンと」というワードには敏感です。よくあの番組を見ています。
シロオビアゲハのメスです。
これはベニモン型と呼ばれています。
ベニモンアゲハに擬態しています。
ベニモンアゲハは毒があるウマノスズクサの仲間を食草としています。
そのために成虫になっても、体に毒が残っているそうです。
このアゲハに擬態することで、捕食者から身を守ることができます。
それならば、みんな、このベニモン型になればいいのにと思ったりもするのですが、すべてが擬態のタイプになってしまうと、擬態そのものが意味を失ってしまうそうです。
一部がそのような形態をとっているからこそ、目くらましをすることができるそうです。
生き物の暮らしもなかなか奥が深いですね。
オオバギの果実が落ちていました。
ここ数日はよく見かけますよ。
これは蒴果(さくか)というタイプです。
果実がさけて、種子をとばします。
アサガオやホウセンカ(ウチナーグチでは、てぃんさぐです。有名な歌がありますね)、オオハマボウ(ユウナ)などもそうです。
オオバギの場合は飛ぶというよりも落下するといったほうが良いのかも。
自然学校に来る間に道路を走っていると、急にパチパチパチパチと、まるで、かんしゃく玉のような音が聞こえることがあります(今の若い人は、かんしゃく玉って、わかるかな。悟空の元気玉ではありません)。
それは道路に落下したオオバギの種子を踏んだ時の音です。
本来は木から散布されるはずの種子ですが、大雨や強風の後に、果実ごと落ちていることが良くあります。
軟刺(なんし)と呼ばれている、やわらかいとげ状の突起がありますよ。
まるでマキビシみたいですけど、とっても柔らかいんです。
まだメヒルギの胎生芽(たいせいが)が残っていますね。
薄い色の部分が11㎜から12㎜くらいになると、いつ落下してもおかしくないほど、成熟しています。
かわいいですね。
アマゾン探検のような風景から、次は違った景色のところへ移動しますよ。
マングローブの入り江です。
オオゴマダラがマングローブの葉っぱの下側をゆらりゆらりと飛んでいました。
普段から、のんびりと優雅に飛んでいるのですが、このときはすこしふらふらしている感じでした。
雨を避けて、低い葉っぱの下をとんているのかなと思いました。
でもこうして写真を見ると、すこし羽根に損傷が見られます。
だいぶ弱っているのかもしれませんね。
いかがですか。水の色がだんだんと変わってくるんですよ。
きれいな水になってきました。
湧き水エリアで生き物観察です。
シレナシジミです。
雨が降ってきたので、傘も用意しました。
不思議なカヤックツアーですね。
おつかれさまでした。
今日はありがとうございました。
岸に到着した後で、記念写真を撮影したのですが、雨で防水ハウジングのレンズ面にピントが合ってしまったために、人物はピンボケになっちゃいました。
本当にすみませんでした。
大雨の中で、はじめは緊張でしたが、マングローブの中は静かで、きれいで楽しかったです。色々知識が増えて面白いツアーでした。
雨だったので、心配でしたが、それを忘れる位、楽しかったです。川を渡るときは大冒険でしたが、マングローブの林の中は生き物がたくさんいて、静かでおどろきました。また参加したいです。