天候が不順だったせいか、いろいろなところで桜の花が咲き始めています。
道路沿いで、もしピンク色の可愛いいお花を見つけることができたら、それは桜です。
寒緋桜という種類です。
別名は緋寒桜です。
彼岸桜と勘違いしないように、寒緋桜と呼ぶことが多くなりました。
山桜の仲間で、みなさんになじみが深いソメイヨシノとは違う種類になります。
もともと開花時期が早く、色もやや赤みが強いですね。
桃の花みたいな感じかもです。
そして花はうつむきがちです。
ひらひらと花びらを落とすことはあまりありません。
お花ごと落ちちゃうんですよ。
ですから本土のお花見のような、きれいな桜吹雪という景色を楽しむことはできません。
ちょっと残念ですが、南国の桜の良さはあると思います。
沖縄のお花見はドライブをしながら、楽しむ感じです。
道路沿いに咲く桜の花を楽しみながら、駐車場に車を止めてのお花見です。
ゴザやブルーシートを敷いて、座り込んでのお花見ではありません。
宴会みたいな花見の風習はもともとないです。
来年になると本格的な桜祭りが始まります。
時期は1月後半から2月半ばにかけてくらいです。
日本で一番早い桜が、この本部半島です。
本部の八重岳がはやいです。
世界遺産今帰仁城跡が続きます。
そして名護、国頭、中部、南部というように本部半島を中心にして桜前線が北上と南下に分かれるんですよ。
面白いですね。
みなさんはどこの桜を楽しみますか。
この寒緋桜を昔、上野で見たときはびっくりしましたよ。
本土のほうにもあるんですね。
とても懐かしく思ったことがあります。
これからしばらく、ところどころで桜が咲いているのを見ることができると思います。
台風がやってきたり、急に寒くなったりとか、気象状況が不安定な時に桜がうっかりと咲いてしまうことがありますよ。
それはそれで自然がくれた贈り物「ひとあし早いお花見」です。
そういえば1970年の万国博覧会の日本政府のパビリオンである、日本館は上から見ると桜の花に見えるようなデザインでしたね。
「人類の進歩と調和」がテーマの博覧会でした。
桜はやはり私たち日本人にとっては特別な木ですね。