今日、12月22日は東郷平八郎の誕生日です。
日露戦争での日本海海戦で、連合艦隊を率いてロシアのバルチック艦隊を撃破したことでとくに有名です。
昔、母親に歌を聞かせてもらったことがあります。
うろ覚えだったのですが、やや軽快なリズムで「・・・・・東郷元帥万々歳」という歌です。
メロディと最後の東郷元帥万々歳というフレーズを今も覚えています。
せっかくなのでと調べてみたところ、古い手毬唄のようです。
「一列談判破裂して、日露戦争始まった・・・」という数え歌になっています。
ちゃんと1から始まって、最後は東郷元帥の10で終わっていました。
一列ではなく1月と記載されているものもありました。
ところで、今帰仁村の運天には源為朝の上陸の記念碑が立っています。
戦に敗れて大島に流されていた源為朝が、島を脱出して命からがら沖縄にたどり着いたという伝説があります。
「運は天にあり」と言って流れ着いたのが、今帰仁村です。
このことにちなんで運天という地名をつけたというエピソードがあります。
実際は為朝は沖縄に来ていません。
運天という地名も、このことが本当の由来というわけではないそうです。
あくまでも伝説です。
運天の小高い丘に上陸の記念碑が建てられるにあたり、英雄である東郷平八郎にこの題字をお願いしたようです。
「源為朝公上陸之趾」と刻まれています。
そして東郷平八郎の名も刻まれています。
為朝伝説に関しては、沖縄と源氏とのつながりが、沖縄はまさに日本であるということを示そうと利用されることもあったそうです。
では、今日のカヤックツアーの紹介です。
午前のマングローブカヤック1時間30分コースです。
今日はこの一組だけですので、超のんびりです。
夏の忙しさがウソのように、これからの季節は基本的に少人数でのんびりです。
でも年末年始や連休になると人数が急に多くなりますよ。
さあ、はじめに軽く準備運動です。
うちではいつもこんな感じです。
自分たちが年を取ってきたので、やっぱり準備運動は大切だと実感しますよ。
続いてはパドルの練習です。
陸上で練習すると、みなさんがどれくらい漕ぐことができるのかの大まかな予想ができます。
苦手そうなところをアドバイスします。
こんな感じのコンディションです。
ちょっと雲はありますが、がんばって、みなさんのパワーで吹き飛ばしましょう。
それでは出発ですよ。
ポーズも決まっていますね。
実際に漕ぎ出してみないとわからないことも多いので、カヤックを漕ぎながら、パドリングのアドバイスをします。
今回のお二人はとても上手なので大丈夫です。
うまく漕ぐことができないケースとしてはいくつかあります。
ブレード(羽根)がななめに入水するときや漕ぐときに水平になっていると、うまく水をとらえることができないです。
ブレードで水をとらえるのが足りなくて、推進力が弱いことも。
なるべく前のほうにブレートを入水させて、長くじっくりと引くようにするとよいです。
体のすこしだけ斜め後ろくらいまで。
あまり後ろまで漕ぎすぎても、進む力にはなりにくいです。
パドルを立てすぎると、カヤックのバランスも悪くなるのと、疲れやすくなります。
水面に対して30度から45度くらいの角度でもよいでしょう。
ブレードを深く入れすぎてもバランスが悪くなったりしますし、ブレーキの働きをして、かえってスピードが出なかったり、カヤックが向きを変えて曲がったりします。
ブレードの半分強が水中に入る程度で大丈夫です。
パドル持つ幅が狭すぎると、パドルがぶれたり、手首にかかる負担も大きくなります。
幅が広すぎるとバランスを崩します。
肩幅よりもすこし広いくらいがちょうどよいです。
パドルを保持する位置が高すぎるときにも漕ぎにくいです。
胃袋の高さくらいでも大丈夫です。
ペースは、早くたくさんというよりは長くじっくりと漕ぐほうが疲れずに進みます。
そしてチームワークの場合です。
前の人に合わせて、後ろに乗っている人が同じサイドを漕ぎます。
これがバラバラになっているとあまりスピードが出ないです。
向かい風の時にスタンラダーを使うと(パドルを斜め後ろに入れて舵を取る)、そのまま風に押されて流されたりします。
向かい風の時は漕ぐようにして、舵は入れないほうが良いです。
ミナミトビハゼもかわいいですね。
シレナシジミと記念撮影です。
シレナシジミは水中だとこんな感じですよ。
わかりますか。
ヤドカリを捕まえたところですよ。
ほんとうに上手です。
チームワークもばっちりです。
岸に到着しました
メヒルギの胎生種子が流れていましたよ。
まだまだ小さいので、木になることはありません。
強風で落ちたり、鳥に蹴飛ばされて落ちてしまうことがありますよ。
マングローブも大変ですね。
おつかれさまでした。
今日はありがとうございました。