沖縄マングローブカヤックブログ/なきじん海辺の自然学校

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トビハゼは皮膚呼吸の他もすごい! 2017年11月17日

今日のカヤックツアーの紹介です。

午前のマングローブ2時間30分、湧き水散策コースです。

のんびりと遊びに行きましたよ。

一応レインコートも着用です。

探検隊帽子も!

無料の貸し出し品があるので、みなさんに喜んでいただいています。

今日は何の日というのは、その日によって、いろいろです。

興味が引かれるような記念日だと、文章を書くのも、関連していることを調べるのも楽しく進みます。

でも個人的にあまりピンとこないときにはスルーです。

もしかしたら来年以降に紹介することがあるかもしれませんね。

 

パドル練習も終わったところで、カヤックに乗って記念撮影です。

こんな感じのお天気です。

ちょっとどんよりしていますね。

マングローブを観察しながら、川を散策です。

干潮でものすごく潮が引いているときは、マングローブの近くに行けないこともあります。

潮位がいくらかあれば、すぐ近くで観察できます。

 

入り江のところは少し深い水路があるので、こうして遊びに来ることができます。

 

シレナシジミです。

最近はいつもこの辺りにあります。

水辺から少しだけ離れているので、手が届きません。

でも安心してください。

手が届くところに、ちゃんとほかのシレナシジミがあります。

メヒルギの胎生種子です。

だんだんと先端の緑色の種子が伸びてきましたよ。

極力、毎回、写真を撮っています。

生長の度合いがわかるからです。

でも、ものすごいのんびり屋さんなので、成熟するのはまだまだ先の話ですね。

ここでシレナシジミと記念写真です。

ミナミトビハゼです。

かわいいですね。

皮膚呼吸が8割、エラ呼吸が2割とNHKのダーウィンが来たで紹介していましたよ。

いつもは皮膚呼吸やひれを使っての歩行やジャンプのお話がほとんどなのですが、今日はちょっと違うお話を。

生命活動を営む上で、体内にはアンモニアができてきます。

アンモニアは毒性が強いので、人間などの哺乳類は尿素に変換して、排出しています。

おしっこですね。

魚類の場合はエラからアンモニアを排出したり、尿素としてもエラから排出というのもあるそうです。

サメの場合などは海中で生活するうえで、アンモニアから尿素を作り、高い濃度の尿素を循環させていることで、生命を維持しているそうです。

浸透圧というテーマで紹介されていました。

も死んでしまうと分解されてアンモニアが多くなるために、身が臭くなるそうです(生きているときは臭くないそうですよ)。

このアンモニアがほかの菌の働きを抑えるために身が傷みにくいそうです。

そのために海から遠い地域(内陸や山間部)などでは貴重な保存性が高い食料として活用されていたそうです。

トビハゼの場合は、グルタミン酸とアンモニアなどからグルタミンと呼ばれるアミノ酸の一種が生まれるそうです。

アンモニアの毒性から脳や中枢神経を守るシステムがあるために、陸上に長い時間滞在することができるのですね。

短い時間ですが、水中にいるときや、体を泥にこすりつけて皮膚に水分を補給する際もアンモニアを対外に排出しているらしいです。

普段は皮膚呼吸のことばかりに目がいってしまいますが、とても素晴らしい仕組みがあるようです。

湧き水エリアで生き物観察を楽しんだ後は、再び漕ぎ始めます。

シオマネキもたくさん出てきましたね。

ヒメシオマネキ、とてもきれいな色ですね。

可動指は白く、不動指にはきれいなオレンジ色が。

 

 

 

おつかれさまでした。

ありがとうございました。

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